日本バレエ協会創立50周年 第32回「全国合同バレエの夕べ」
甲信越支部『クラシカル・シンフォニー』によせて 舞踊評論家 寺村 敏
全国13の全支部と東京地区が参加して2008年8月6日に東京文化会館で開催された「全国合同バレエの夕べ」------。日本バレエ協会が創立されて50周年記念事業というので力作がそろい長時間にわたって14作品が<競演>した。
そこで甲信越支部が上演した『クラシカル・シンフォニー』------。フレッシュでさわやかでリズミカル…。相当に水準の高い仕上がりであった。
円光の中にダンサーが1人…続いて1人…中央に移動する。さてどんな展開になるのだろうか?10人とソリスト2人…さらに10人が加わって20人がそろった。そしてリズミカルにはずんだ。ブルーのホリゾントをバックに典型的なシンフォニック。バレエが始まった。
ゆったりと歩いてポーズする美しさ。絶妙なタイミングでダンサーたちはそろった動きを見せる。前半ではまずこのあたりが美しかった。
第2楽章が始まる------。
円光の中でゆったりとしたソロ------1人、2人、3人…2人目の動きがとてもおしゃれであった。中幕が開いてソリストが登場する。舞台空間に奥行きを与えた演出もいい。
第3楽章------。『ロミオとジュリエット』で使われている曲が?上手・下手に20人を配して中央にソリストが2人…のんびりした雰囲気であった。
そして第4楽章------。アップテンポに転じる。センターで踊るソリストが上品で続いて登場したソリストは、これまた上品な美人ダンサー…心地よい動きを見せた…。
細かく書いたら際限がないけれども…
すべてのシーンでダンサーたちが音楽・リズムと動きを一致させていた。
群舞がそろう。ソリストたちは歌っているかのように踊る。
その両者が融和して上質のシンフォニックバレエとなった。
プロコフィエフの音楽は単純ではない。
その複雑な音楽を使って関直人は流れるような振付をした。
関東甲信越版『クラシカル・シンフォニー』はジョージ・バランシンの名作『ウエスタン・シンフォニー』と『セレナーデ』の魅力を併せ持っていた…。
軽快で流麗であった。若い生命が躍動していた------。
山梨と新潟のダンサーで編成した半年間限定の<バレエカンパニー>のメンバー団員は28人。新潟のダンサーたちはどうやって山梨県甲府のリハーサルに参加したのだろうか。
スーパーバイザー・若尾多香支部長、マネジメント・成澤千香子のご苦労に感服する。そしてミストレス・深沢由美。異なった様式を身に付けたダンサーたちのスタイルを統一して踊らせるようまとめた苦労に頭が下がる。
「全国合同バレエの夕べ」甲信越支部の過去の上演、足跡をみると-----。
2007年に『角兵衛獅子』にさいとう美帆が出演していた。2006年には寺田麻里が『オーロラの結婚』を踊った。2005年『シューマンに魅せられて』の出演者の中に曽根原彩納がいた。
30年前の1978年。虎ノ門ホールで開かれた第1回開催で深沢由美が関東支部(含東京)の『ディベルティスメント』を踊っていた。
1986年『龍神物語』の出演者の中に佐藤明美(現松山バレエ団ソリスト)の名前がある。
1989年『花の祭り』は若尾多香の振付。長野バレエ団の高橋有里(新国立劇場プリンシパル)が出演していた。
1999年『グラズノフ・スィート』の出演者は浅川紫織(熊川哲也Kバレエプリンシパル)斉藤美帆(まだジュニアだった。現、新国立劇場プリンシパル)佐藤玲香(現在はアフリカのバレエ団で活躍)らであった…。長〜い歴史である------。
5歳まで都留市で育ち18歳まで松本で生活。22歳から4年間を新聞記者として長野市ですごした小生にとって甲信越支部の活躍はとてもうれしい。今回の『クラシカル・シンフォニー』を見て<誇り>を感じた。
甲信越支部『クラシカル・シンフォニー』によせて 舞踊評論家 寺村 敏
全国13の全支部と東京地区が参加して2008年8月6日に東京文化会館で開催された「全国合同バレエの夕べ」------。日本バレエ協会が創立されて50周年記念事業というので力作がそろい長時間にわたって14作品が<競演>した。
そこで甲信越支部が上演した『クラシカル・シンフォニー』------。フレッシュでさわやかでリズミカル…。相当に水準の高い仕上がりであった。
円光の中にダンサーが1人…続いて1人…中央に移動する。さてどんな展開になるのだろうか?10人とソリスト2人…さらに10人が加わって20人がそろった。そしてリズミカルにはずんだ。ブルーのホリゾントをバックに典型的なシンフォニック。バレエが始まった。
ゆったりと歩いてポーズする美しさ。絶妙なタイミングでダンサーたちはそろった動きを見せる。前半ではまずこのあたりが美しかった。
第2楽章が始まる------。
円光の中でゆったりとしたソロ------1人、2人、3人…2人目の動きがとてもおしゃれであった。中幕が開いてソリストが登場する。舞台空間に奥行きを与えた演出もいい。
第3楽章------。『ロミオとジュリエット』で使われている曲が?上手・下手に20人を配して中央にソリストが2人…のんびりした雰囲気であった。
そして第4楽章------。アップテンポに転じる。センターで踊るソリストが上品で続いて登場したソリストは、これまた上品な美人ダンサー…心地よい動きを見せた…。
細かく書いたら際限がないけれども…
すべてのシーンでダンサーたちが音楽・リズムと動きを一致させていた。
群舞がそろう。ソリストたちは歌っているかのように踊る。
その両者が融和して上質のシンフォニックバレエとなった。
プロコフィエフの音楽は単純ではない。
その複雑な音楽を使って関直人は流れるような振付をした。
関東甲信越版『クラシカル・シンフォニー』はジョージ・バランシンの名作『ウエスタン・シンフォニー』と『セレナーデ』の魅力を併せ持っていた…。
軽快で流麗であった。若い生命が躍動していた------。
山梨と新潟のダンサーで編成した半年間限定の<バレエカンパニー>のメンバー団員は28人。新潟のダンサーたちはどうやって山梨県甲府のリハーサルに参加したのだろうか。
スーパーバイザー・若尾多香支部長、マネジメント・成澤千香子のご苦労に感服する。そしてミストレス・深沢由美。異なった様式を身に付けたダンサーたちのスタイルを統一して踊らせるようまとめた苦労に頭が下がる。
「全国合同バレエの夕べ」甲信越支部の過去の上演、足跡をみると-----。
2007年に『角兵衛獅子』にさいとう美帆が出演していた。2006年には寺田麻里が『オーロラの結婚』を踊った。2005年『シューマンに魅せられて』の出演者の中に曽根原彩納がいた。
30年前の1978年。虎ノ門ホールで開かれた第1回開催で深沢由美が関東支部(含東京)の『ディベルティスメント』を踊っていた。
1986年『龍神物語』の出演者の中に佐藤明美(現松山バレエ団ソリスト)の名前がある。
1989年『花の祭り』は若尾多香の振付。長野バレエ団の高橋有里(新国立劇場プリンシパル)が出演していた。
1999年『グラズノフ・スィート』の出演者は浅川紫織(熊川哲也Kバレエプリンシパル)斉藤美帆(まだジュニアだった。現、新国立劇場プリンシパル)佐藤玲香(現在はアフリカのバレエ団で活躍)らであった…。長〜い歴史である------。
5歳まで都留市で育ち18歳まで松本で生活。22歳から4年間を新聞記者として長野市ですごした小生にとって甲信越支部の活躍はとてもうれしい。今回の『クラシカル・シンフォニー』を見て<誇り>を感じた。




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